夏の交通事故の特徴は?注意点や防止策をご紹介

夏に交通の様子

夏はレジャーや旅行の増加に伴い、交通事故が発生しやすくなります。

夏場の事故の原因としては、長距離運転によるドライバーの集中力の低下やタイヤのトラブルがあります。こちらでは夏場の事故の原因や対策について解説していきます。

夏の交通事故の特徴は長距離運転によるドライバーの集中力低下

ぼんやり運転する男性

夏になると海水浴や登山等で旅行に出かける方も多いのではないでしょうか。旅行等で移動する場合は県境をまたいでの移動も多くなるため、運転距離が増加します。そのため、知らないうちに疲れがたまり、事故につながるケースも多くなります。こちらでは、疲れがたまる原因や事故防止に向けた対策について解説していきます。

夏場の運転で疲れる原因

夏場の運転で疲れがたまる原因は大きく2つあります。

1つ目は、強い紫外線による目の疲れです。特に日差しの強くなる夏に長時間休みなく運転すると、知らないうちに目に疲れがたまります。海水浴や山登り等の屋外でのレジャーを目的に旅行に出た場合は、一日中日光を浴び続けることになるため、より目に疲れがたまりやすい状況が生まれます。

2つ目は、気温による体力の消耗です。暑さで疲労がたまりやすくなるのはもちろんですが、車内でエアコンを長時間浴び続けることで自律神経が乱れ、いつも以上に疲れがたまりやすくなります。 これらの疲れは前方への注意が行き届かなくなる漫然運転やぼんやり運転、居眠りによる事故を誘発しやすくなり、場合によっては重大な事故につながる恐れがあります。

夏場の漫然運転(ぼんやり運転)、居眠りによる事故の注意点・防止策

漫然運転や居眠りを防止するためにはどのようなことに気を付ければよいでしょうか。

1つ目は、こまめに休憩をとることです。通常、運転する場合は2時間に一度休憩をとることが望ましいとされていますが、運転時間が長くなるほどより疲労がたまりやすくなるため、普段以上にこまめに休憩をとることが大切です。また、長時間同じ体勢を続けることで血行が悪くなり、疲労が蓄積するため、運転前や休憩時に体を動かしたり、ストレッチをすることが効果的です。

2つ目は、エアコンの調整です。体に直接冷気が当たることで疲れやすくなるだけでなく、目の渇きにつながる可能性もあります。また、エアコンの温度設定を低すぎると、車外に出た際の温度差が大きくなり、体に負担がかかるため、適切な範囲で温度を設定することが大切です。

3つ目は、紫外線から目を守るためのサングラス等の使用です。タクシー等の接客業に就かれている方の場合はサングラスをつけることが難しい場合もありますが、車用のサンバイザーを取り付けることで手軽に紫外線対策をすることも可能です。

夏の交通事故の特徴はタイヤのトラブル

夏場に道路がとても熱くなっていることを感じたことがある人は多いのではないでしょうか。路面の温度が上昇することで、タイヤの空気が抜けたり(パンク)、タイヤの破裂(バースト)につながることがあります。こちらでは、パンクやバーストが起こる原因と異変を感じた場合の対応について解説します。

タイヤのパンク・バーストの危険性

車の走行中、タイヤと路面がふれ合うことで摩擦熱が発生します。夏場は路面が熱を吸収して高温となるため、タイヤ表面の温度も高くなります。高温になるとタイヤのゴムは固くなり、ひび割れが起こり、これがパンクやバーストの原因になります。 パンクやバーストが起こると、車が制御を失い、重大な事故につながる可能性があります。

パンクやバーストを防止するためには、日頃からタイヤにひび割れが起きていないか、空気が不足していないかを確認することが大切です。また、走行中に車体のぶれが大きくなったり、ハンドルの操作が効きにくいといった異変を感じた場合は、バーストが起こる危険があるため、路肩や安全な場所に車を停め、状態を確認するようにしましょう。

夏場はスタッドレスタイヤの使用を避ける必要がある

冬に履いていたスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに交換せずに、夏場も使い続けている方はいないでしょうか。スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べて柔らかくつくられているため、高温の路面の上ではタイヤの消耗が激しくなり、パンクやバーストが起こる可能性が高くなります。また、スタッドレスタイヤはノーマルタイヤに比べて雨天時に滑りやすく、スリップ事故につながる可能性もあるため、季節に合わせてタイヤを交換することが大切です。

まとめ

夏場はドライバーの集中力が低下するだけでなく、外出する人も増加するため、通常以上に事故に気を付ける必要があります。また、暑さで普段から疲れがたまっていることも考えられるため、長時間運転する前に十分な睡眠をとる等、体調管理にも注意する必要があります。

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